サンデイへの手紙
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ハローサンデイ。
元気に過ごしていますか。
新年を迎えて、美味しいものをたくさん食べた頃じゃないかな。
そういえば、南半球から送った君へのクリスマスプレゼント、
気に入ってくれたみたいでうれしいよ。
たっぷり時間をかけて選んでみたんだ。
ここしばらく僕は、いろんな場所を訪ねて回っていたよ。
高度4500mを越えるような高地へ赴いてもみたし、
はるか昔の人々が作った山道を登ってみたりもした。
隙間がないほど人であふれた市場を練り歩いてみたし、
生き物の気配などない荒涼とした砂漠に佇んでもみた。
馬が静かに草を食べている横で林檎をかじってみたり、
大きな海に沈む真っ赤な夕陽をいつまでも眺めてみた。
その多くが、はじめてみるような景色ばかりだった。
その多くが、いい意味で、僕の想像を超えていたよ。
この惑星について、僕はこれまで知らなさすぎた。
そのことを僕はあらためて、知った。
世界は大きく、想像を超えている。
旅をすればするほど、世界は広くなるんだ。狭くなるんじゃなくてね。
もちろん、それは美しいことばかりじゃない。
だけど、やっぱり知ることは、大きな喜びだ。
大好きな人の新しい一面を発見するように、それはとてもワクワクすること。
いろんな場所で出会った素敵な旅人たちは、いつも知ることを楽しんでいた。
彼らは、世界が自分の想像を超えていることを知っていた。
自分の小ささを知っていた。だから、とても謙虚なんだ。
異国の自然や文化に対して、敬意をもって、ありのまま観察していた。
大きな景色に触れたとき、何時間も黙ってそれを楽しむことができた。
彼らは、世界が自分のルールで動かないことを知っていた。
先週、悲しいテロのニュースを耳にした。
多くの人が亡くなったらしいね。とても悲しいことだ。
世界中の、多くの戦争や紛争やテロが、
自分の論理を正当化するために起こるのだとしたら。
つまり、偏った「小さな世界観」のために起こるのだとしたら。
世界の平和のために、僕らができることは何だろう。
旅に出ることは、そのひとつの手段かもしれない。
世界を知ること。そして自分とは違う文化を理解し、尊重すること。
誰かにそれを伝えること。偏見を少しでも和らげること。
いろんな国の友人を作ること。
そういった小さなことが、とてもだいじなような気がしている。
旅は、暴力から遠いところにいる。
難しい話をしてごめんね。でも、どうしても書いておきたかったんだ。
今年が、君にとっても、世界にとっても平和な一年でありますように。
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